やさしいマンションベランダ「緑のカーテン」
園芸支柱で作製 |
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突っ張り物干し活用 |
保水性タイル |
コロナ対策 |
捨てられる軽い土 |
つる性植物育て方 |
マンションベランダの南西向きの中層階で毎年「緑のカーテン」を作っています。マンションベランダでの緑のカーテンの参考になればと思い、今までに経験したことを備忘録としてまとめました。
2020年の冬は1898年の統計開始以来最も平均気温が高く、記録的な暖冬になったそうです。地球温暖化は、ますます進んでいるのではないかと心配しています。
地球温暖化にほんのちょっとでも貢献できればと、緑のカーテンを始めましたが、異常気象のニュースを見ると、これからもがんばろうという気持ちになります。
室内の温度上昇を抑える
マンションベランダで、一番むずかしかったのは、ネットの張り方 です。ネットを張るのに大変苦労しましたが、ちょっと工夫するだけで、頑丈な緑のカーテンを作ることができました。
当然のことですが、従来のマンションのベランダには、ネットを引っ掛けるフックや金具、ネットを固定するものが一切ありません。どうすれば安全にネットを張ることができるのか、そこから緑のカーテン作りが始まりました。
最初の頃はどうしていいのか分からず、インターネットで調べたり、園芸本を読んだりして、いろいろと試してみましたが、うまくいかず失敗の連続でした。
いちばんの問題点は、ネットを張る支柱の固定方法でした。とにかく支柱が不安定なため、少し強い風が吹くと支柱とネットが大きくゆれることでした。園芸資材の落下や崩壊を心配するような有り様でした。
失敗しつつ何年か試行錯誤した結果、やっとうまくネットを張れるようになりました。これで丈夫な緑のカーテンを作れる目途がたちました。支柱が固定できればネットがぴんと張れるし、風が吹いてもネットがあまり揺れなくなり、強風がふいても安心していられるようになりました。
特に日当たりのよいベランダは、真夏にはたいへん暑くなり、素足で歩けないほどの高温になります。この高温がベランダだけではなく、コンクリート床面から室内に伝わってきて、室内をいっそう暑くして、夜になっても室内は涼しくなりません。
マンションベランダの緑のカーテンの重要な点は、ベランダ床面や窓や壁への直射日光を遮ることです。直射日光の当たる時間や面積が減れば、ベランダから室内に伝わる熱の量が少なくなるので、室内の温度上昇を抑えることができます。
園芸支柱で作製 |
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突っ張り物干しで作製 |
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保水性タイル |
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殺虫剤は使わない |
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底面給水プランター |
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コロナ対策 |
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土は毎年再利用
土については最初の頃は余り考えていなかったが、これは当初から頭の痛い問題でありました。
私の住んでいるところは、土はごみや粗大ごみとして出せず、専門処理業者に高い料金を払って、有料で引き取ってもらうしかなかったからです。
そこで、土は捨てずに毎年リサイクルすることにしました。暖かくなったら、土の再生材を混ぜてから、苗を植えています。
これだけで、ゴーヤやへちまはふつうに育ち、もちろん実も生ります。もう何年もこの方法でやっていますが、問題はありません。ただし連作は避けて、3年周期で栽培しています。
捨てられる軽い土 |
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園芸土の再利用 |
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集合住宅向きつる性植物
いろいろと制約のあるマンションベランダで緑のカーテンを作ることは、戸建の庭とは環境が異なるので、ネットの張り方だけではなく、マンションに適したつる性植物を選ぶことも大切です。
たとえば、見ているだけでも楽しい「つる性植物でガーデニング」という園芸本には、定番のゴーヤや朝顔も含めて100種類のつる性植物が紹介されていますが、マンションベランダに適した植物はたくさんありません。この本は、とても参考になりました。
育てやすいへちま |
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病気に強いゴーヤー |
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宿根朝顔は越冬する |
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殺虫剤は使わない |
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7月からも間に合う |
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マナー |
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遮光シート効果 |
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地球温暖化対策の最新の知恵をみんなで楽しくシェアをするための検索サイト |
低炭素アクション |
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CO2削減・夏の節電対策としてゴーヤ・ヘチマ・アサガオなどのつる性植物を育てて作る「グリーンカーテン」推進サイト |
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