ゴミとして捨てられる培養土
土はゴミとして捨てられない自治体が多い。無料回収日があったり、少量なら回収してくれたりするところはありますが、土の処分は、ベランダ園芸をやるときの大きな課題。
以前から土の処分をどうしようかと悩んでいました。ゴミとして捨てられないので、専門業者に有料で引き取ってもらうしかなかったからです。
ところが、ゴミとして捨てられる園芸土や培養土があることを知りました。
どうしてゴミとして捨てられるのでしょうか。それは、本当の土ではなく、ヤシの実の殻(ココヤシがよく使われている)で作られているからだそうです。ヤシの実の殻が原料なので、地層から取る土と違って、環境にやさしい土でもあります。
しかもヤシの実殻はとても軽い。この土だけ入れたプランターは、簡単に持ち上げることができます。ベランダで緑のカーテンを作る上で、ゴミとして捨てられるうえ、なおかつ軽い土は、環境にやさしい一石二鳥の優れものの土なのです。
「KAGOME トマトの土」をホームセンターで見つけたので、試しに買ってみました。普通の園芸土と同じように使ってみました。KAGOMEかる~い野菜の土 もあるので、ベランダ園芸にはこちらのほうが良いかもしれません。
写真左の「かる~い有機培養土」は現在販売されていないようです。
ブロックタイプ
レンガのように見える「土ブロック」もあります。100%天然ココナッツの皮で作られているので軽い。ベランダ向きの
この土ブロックひとつをポリバケツに入れて、2割増量品(600g)のブロックなら、3リットル程の水を注ぐ。
100%天然ココナッツの皮で作られているので、水を入れると浮く。ペットボトルに水を入れて、土ブロックを押えこむと良い。
しばらくそのまま放置しておくと、膨らんで軟らかくなるので、シャベルでほぐせば完成です。
肥料は含まれていないので、苗を植える前に、必ず肥料を追加してください。臭いのしない有機肥料「みみず太郎100」を10%~20%ほど混ぜます。
水はけがよいので、最初のうちは鉢の下から茶色い水が出てくるので、鉢受け皿を置くか、底面給水プランタを利用したほうが良いです。
この土ブロックを使い終わって捨てる時は、燃えるゴミとして出すことができます。これが大きなセールスポイントです。
土ブロックは軽い上、レンガ位の大きさなので、場所もとらず保管が楽。
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追肥について
植えてしばらくしたら、必ず肥料を追加してください。近隣住戸に考慮して、臭いのしない肥料がおすすめです。たとえば、有機肥料「みみず太郎100」が良いと思います。
「みみず太郎100」は、本当に無臭なので扱いやすく、また軽量なのでこれからも使い続けていくつもりです。「みみず太郎100」の販売店は少ないのが難点ですが、ネットショップには、安い店があります。
翌年も同じ土を再生して使う
園芸土は、無料回収する自治体がありますが、ゴミとして出せません(少量なら可の自治体はあります)。翌年以降のことを考えて、再利用できる捨てられる軽い土を購入しましょう。
不要になった従来の園芸土は、不法投棄せずに専門業者に回収を依頼してください。公園などへの不法投棄はダメです。